記憶術には様々な種類がある

記憶術には様々な種類がある

記憶術には私達の想像よりも多くの種類があることがわかりました。

歴史が古い記憶術だからこそ、ここまで種類が増えたのでしょう。

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記憶術の種類

大まかに分けても、記憶術にはこれだけの種類があります。

沢山あって面白いですよ。皆さんは知っていましたか?

記憶術その1、場所法

その名の通り場所を思い浮かべて、そこに記憶したい対象を置く方法。

場所は自宅でも実際にある場所でも、架空の場所でもどこでも構いません。

他の呼び名として、「記憶の宮殿」「ジャーニー法」「基礎結合法」とも呼ばれることがあります。

記憶する海馬は、場所を長期記憶しやすい性質を持っています。

そのニューロンの特性を利用した方法がこの場所法です。

他の記憶術よりも比較的長く記憶しておける特徴があります。

記憶術その2、ストーリー法

ストーリーを考え、そのストーリーに記憶したい対象を登場させる方法。

ストーリー法だと時間軸で配列できるので、映画のような感覚で覚えられます。

記憶術その3、頭文字法

記憶したい対象の頭文字で覚える方法。

手軽にできる上に多用できるので、受験などで使われるケースが多いです。

とても簡単な方法なので、初めての人でも無理なくできる方法でしょう。

記憶術その4、イメージ結合法

記憶したい対象から連想できる視覚的イメージを明確にし、イメージ同士を組み合わせる方法。

イメージを組み合わせることによって、まるで1枚の写真を見るようなイメージで記憶することができます。

例を挙げますと、

「りんご」「ファイル」「時計」「麦茶」「ネックレス」という5つの単語を記憶するとします。

このままでは簡単に忘れてしまいますよね?

けれどまず「りんご」をイメージしてみましょう。

では次に飲み物は「麦茶」とそこに加えてみましょう。

今の時間は何時かな?と「時計」を加えてみましょう。

更に自分を登場させ、「ネックレス」を付けているところをイメージしてみましょう。

その自分に「ファイル」を持たせてみましょう。

これで1枚の写真ができあがります。

この1枚の写真の中に、記憶するべき5つの単語が入っています。

実際であれば意味のわからない写真かもしれませんが、記憶する上ではそんなこと関係ありません。

大事なのは記憶するということですから。

記憶術その5、転換法

人間の脳は、曖昧なものよりも具体的なものの方が覚えやすい特性があります。

それも視覚的にイメージしやすいものであればあるほど、より覚えやすくなっています。

ではその抽象的なものや、概念・理念を記憶したい時にはどうしたらいいのか。

その時に適した記憶術が転換法です。

例を挙げますと、まず「愛」というものを覚えるとしましょう。

「愛」は物や形になることのない、抽象的な概念です。

ではこれをどうイメージするか。

そこで「愛」を「ハート」の形に置き換えて覚えるんです。

それ以外でも「赤」や「ピンク」など色に置き換えてもいいでしょう。

そうすることで物や形にない抽象的なもの、概念・理念なども記憶することができます。

記憶術その6、PAO法

Person-Action-Object (PAO) Systemと呼ばれる方法。

つまり人が何か物を持って行動する映像を使う方法です。

と言ってもこれは言葉ではどうも説明しにくく、最も伝わりにくい方法なんです。

主に数字を記憶する際に使われる方法なのですが、これは記憶術と変換術の2つを使います。

まずは変換術で数字を別のものに置き換え、さらに記憶術でその順番を覚えるという2つの手間があります。

けれどこの手間があることによって、より引っかかりが多くなり、思い出しやすくなるというわけです。

本当ならもっと説明が長くなるんですが、かなり複雑な話になってしまうので、私なりに簡潔に済ませて説明してしまいました。

気になる方はもっと詳しい論文がありますので、それを読んでみてください。

記憶術その7、数字の記憶術

日本では数字仮名置換法と呼ばれ、数字をかなに置き換える方法です。

海外では数字子音置換法と呼ばれ、メジャー記憶術と呼ばれることもあります。

こちらは数字を子音に置き換えます。

英語やヨーロッパ系の言語で用いられ、子音と子音の間に母音を補います。

そうすることで数字を単語に置き換えます。

記憶術その8、語呂合わせ法

学生の時に最も使った記憶術かもしれませんね。

数字をかなに置き換える方法で、歴史などの年表を覚える時や電話番号などで利用される方法です。

この方法はかなり強力で、長期記憶することができます。

数字子音置換法よりも簡単なのですが、数字に対応する文字が少ないのが難点と言えます。

記憶術その9、両手指メモ法

各指に覚えさせたい対象を対応させて覚える方法。

左手小指→1

左手薬指→2

左手中指→3

左手人差し指→4

左手親指→5

右手小指→6

右手薬指→7

右手中指→8

右手人差し指→9

右手親指→10

と対応させる数に限りはありますが、手軽で身近な方法になっています。

記憶術その10、時計法

指メモ法の時計バージョンです。

12の項目を時計の文字盤に対応させて覚える方法となっています。

数が多い時はこちらの方がいいでしょう。

記憶術その11、形態法

数字をその数字に似た形に置き換えて記憶する方法です。

1→鉛筆、煙突

2→アヒル、ハクチョウ

3→耳、唇

4→ヨット

5→鍵

6→さくらんぼ

7→がけ、鎌

8→だるま

9→オタマジャクシ、象の鼻

0→卵、輪っか

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